九州大学大学院歯学研究院 口腔顎顔面病態学講座 顎顔面腫瘍制御学分野 九州大学病院 顎口腔外科

当分野についてAbout us

ご挨拶

何よりも教育、つまり人材育成に力を注ぎ、教室の伝統を守り、さらに教室を発展させたい と思っています。

我々の教室は、1922年に九州大学医学部に歯科学講座が開設されたのが始まりで、2022年には100周年を迎えようとしています。九州大学歯学部の楚になった、九州大学歯学部の中で最も伝統がある教室であることに加え、北原白秋作詞、山田耕筰作曲の教室歌があることも自慢です。その教室歌の歌詞の中に「新人群れたり」というフレーズがあるのですが、口腔外科の診療と研究に邁進することはもちろん、何よりも教育、つまり人材育成に力を注ぎ、教室の伝統を守り、さらに教室を発展させたいと思っています。

当分野は、歯のみでなく、口腔、顎骨、顔面領域の先天的および後天的疾患に関する教育ならびに研究を行っています。良性・悪性の口腔腫瘍、顎変形、口唇口蓋裂、外傷など観血的手術療法の対象となる疾患、口腔粘膜疾患、あるいは炎症のような薬物治療を主体とする疾患、その他、顎機能障害や神経疾患など対象疾患は 多岐にわたり、医科領域に最も近い領域を専門としています。

我が国は超高齢社会の世界的なトップランナーですが、それに伴って歯科領域の疾病構造、つまり歯科が担当すべき疾患が変化してきています。当分野が専門とする領域は益々重要になってきています。その一方で、近年の医歯学の進歩はめざましく、我々の専門領域においても新しい研究方法が次々と既成の病因病態の概念を塗り替えています。若い世代の歯科医師がこの躍動的な時代の中で活躍してくれる環境を作っていくのも当分野の使命と考えています。

得意分野

口腔顎顔面の腫瘍、顎変形症、口唇口蓋裂、外傷などの手術から抜歯などの小手術、炎症、さらには粘膜疾患、ドライマウス(口腔乾燥症)、顎関節症など口腔内科的疾患の治療にも携わる守備範囲の広い診療科です。得意分野としては、口腔・顎・顔面の疾患、とくに悪性腫瘍、顎変形症、口唇口蓋裂に対する外科的治療や、口腔粘膜疾患、ドライマウスなどに対する口腔内科的治療を中心に、他科と連携のもとに包括的治療を行います。

診療体制

日本口腔外科学会、日本顎関節症学会の指導医、専門医を中心に診療を行っています。福岡市歯科医師会休日診療支援をはじめ、土日祝日の急患にも対応しています。
他の歯科外来と連携した専門外来として・口腔腫瘍外来・顎変形症外来・言語療法外来・ドライマウス外来・摂食嚥下機能支援外来・口唇麻痺外来などがあります。

診療方針

正確で迅速な診断、科学的根拠に基づいた的確な治療を、患者さんの十分な理解と納得の上で行うようにつとめています。他科とも共同し、科の枠を越えて専門性を生かしたチーム医療を積極的に取り組んでいます。

【対象疾患】

口腔・顎・顔面領域の悪性腫瘍、良性腫瘍、顎変形症、口唇口蓋裂、口腔感染症、口腔粘膜疾患、嚢胞、外傷、炎症、ドライマウス、神経系疾患、唾液腺疾患、顎関節疾患、口腔顎顔面痛、摂食嚥下障害、発音言語障害など

【主な治療】
  • 1)手術:抜歯、顎変形症、口唇口蓋裂、悪性腫瘍、良性腫瘍、顎口腔領域欠損の再建手術、外傷、炎症の手術など。 治療内容によっては短期入院または日帰りで、また歯科麻酔科と連携して静脈内鎮静や全身麻酔下で処置を行います。
  • 2)放射線治療、化学療法
  • 3)口腔粘膜疾患の治療:関連他科と連携して行います。重症の場合は入院下に治療を行います。
  • 4)顎関節症、発音言語障害、摂食嚥下障害、ドライマウス、唾液腺疾患、神経疾患に対する治療